2月20~24日にかけ,「森林科学入門・冬の北方林コース(通称:冬学校)」が開催されました。3年ぶりということもあり,職員一同実習の段取りや流れを一つずつ確認しながらとなりました。とは言え終わってみれば何一つ問題もなく,学生さん達も元気に帰っていきました。この実習は,足寄ならではの寒さと九州では体験出来ないことを織り交ぜた内容となっています。
冬の野営技術としてイグルーを作ります。寒いので水を混ぜたブロックはどんどん凍っていきます。二日目の午前中には立派なイグルーが3基出来ました。
イグルー製作 |
冬期行動技術基礎演習として,スノーシューを履き地図とコンパスだけで目的地にたどり着きます。冬山ならではのどこでも歩けるというのは,自由もあり危険もあります。地図を確認しながら目的地を目指します。各班遭難することなく目的地にたどり着けました。
目的地の検討
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四日目には演習林から50kmほど離れた雌阿寒岳の麓を散策します。ここでは演習林内では見られない,天然のアカエゾマツやトドマツを見ることが出来ます。雪の積もった遊歩道をスノーハイクというシールが付いたスキー板を履いて進みます。午後からは雪予報だったにも関わらず,目的地のオンネトー上からは雌阿寒岳と阿寒富士の雄大な景色が見られました。
雌阿寒岳山麓散策 |
オンネトー湖上での記念撮影 |
毎日色々な内容をこなす実習でしたが,みなさん楽しく過ごして戴けていたようです。今回の実習が,いい思い出と経験になれば幸いです。
また是非お会いしましょー。
2023/3/3 sa