北方圏森林管理学2025

 農学部3年生を対象とした北方圏森林管理学の実習が8月25日~30日で実施されました。今年は10名の学生が実習に参加し、北海道演習林がある十勝をフィールドとして、カラマツ人工林の利用や、冷温帯の落葉広葉樹林の生態などについて学びました。

カラマツの製材工場を見学させていただきました

  
樹木学.樹木名を覚えます
天然林の調査

カラマツ人工林の調査


自然林保全区の散策

雌阿寒岳登山.アカエゾマツ純林の見学

期間中は雨に降られることもあり、雌阿寒岳登山では山頂が曇り途中で引き返すことになりましたが、学生たちは1週間通して熱心に実習に臨んでいました。皆様大変お疲れ様でした。

※雌阿寒岳登山、天気が良ければ山頂付近はこのような景色が望めます。参加者の皆様、またの機会にぜひ。

ハイマツとアカエゾマツ

阿寒湖と雄阿寒岳


山頂から温泉コース登山道

2025.09.03 to

林道整備

火山灰でできた演習林内の林道は、短時間に大量に降る雨には弱く、水が流れた部分が深く掘れてしまいます。 放置するとどんどん深く掘れるため、都度、補修作業を行います。




 
フェーン現象が落ち着いたと思ったら、夕立のような短時間に大量に降る雨が続きました。 補修作業はもうしばらく続きそうです。


nanki

暑い夏、スズメバチも元気です

北国の北海道とはいえ夏は暑いです。特に足寄町はフェーン現象で気温が上がり、6~7月には30度を超え、道内一暑い日がしばしばあります。

気温が上がってくると生き物の動きも活発になります。

身近な危険生物であるスズメバチが巣を作り始める時期でもあります。二年前の暑い夏にはスズメバチの巣が多かったのですが今年はどうでしょうか。

実は早速先日の事務所敷地内の生垣を剪定作業中に、2個続けてスズメバチの巣を発見しました。刈り込んだ生垣の周りでスズメバチが飛んでいて、生垣の中に入って行って気づきました。

この生垣の・・・

こんな隙間や・・・
 
別の生垣のこんな隙間にありました(駆除済み)

 

駆除にはハチ駆除用のスーツを身に着けます。ファンが付いてて風は送られますが暑いです。。。

背中にファンが付いてます

 

今年も早速スーツが活躍しています
 

今回見つかった巣は、成虫がまだ女王バチのみだったようで、すんなりと駆除できました。

これからますます気温が上がるとスズメバチ達が元気になり、数も増えます。

スズメバチには気を付けましょう。

2025.07.07 yamauchi 

マイマイガ再来!??

マイマイガの幼虫   苗畑

   この毛虫を見て「あれ?」と思う足寄町民は多く居られるのではないでしょうか?2008年くらいから3年ほど大発生したマイマイガの幼虫です。去年あたりからたまに見かけるようになったのですが,今年は結構な頻度で見かけます。マイマイガの大発生は,一旦起こると数年続きます。しかし数年後,ウイルスや病原菌に寄生された幼虫が一気に大量死し収まります。ただしそれまでは,樹木も人もかなりの被害を受けます。いわゆる"マイマイパニック"です。近いうちにあの恐ろしい光景を再び目にすることになるかもしれません。 

ミズナラを食べる幼虫   苗畑
 
リタートラップに群がるマイマイガ   2009年6月撮影

2025/6/2 sa

融雪通信

 現在十勝地方では、だいたい標高600mあたりまで雪解けが進んでいます。


標高1000mの日勝峠ではまだ少しハイマツが出てきた程度ですが
 
標高400mの演習林自然林保全区の雪は4/18でほぼ消失しました。
 

2/4の豪雪後は滑れるほどあった構内の除雪山も

すでに残りひとかたまり。

 ふきのとうはすでに開きすぎ(食べるには)
 
 ギョウジャニンニクもそろそろギリギリ(食べるには)
 
 
秋まき小麦は元気に緑

河原のヤナギ類は芽吹き
   エゾムラサキツツジも咲き始めています。
 
年々春が早まっておりますが、今年も雪解けはやや早い印象。
フィールドシーズンが始まります。皆様ご安全に。
20250423 たしろ