森林科学入門 夏の北方林コース2025


九州大学基幹教育科目「森林科学入門 夏の北方林コース」が9月8日〜12日に実施されました。今年度は早稲田大学の学生も含む10名の参加がありました。

雌阿寒山登山では標高による植生の違いや溶岩流の影響などを観察しました。


北海道演習林内に生育する代表的な樹木の特徴を学びました。


カラマツ造林の実際,シカによる食害などについて学びました。


老齢林に形成された林冠ギャップを観察しました。


ミズナラの大木の前で記念写真


班別自由研究
ヤエガワカンバの年輪の数と樹皮の厚さの関係

倒木の腐朽度による植生の変化

つるの曲がり強度と部位の関係

成果発表

2025. 09.19 te










北方圏森林管理学2025

 農学部3年生を対象とした北方圏森林管理学の実習が8月25日~30日で実施されました。今年は10名の学生が実習に参加し、北海道演習林がある十勝をフィールドとして、カラマツ人工林の利用や、冷温帯の落葉広葉樹林の生態などについて学びました。

カラマツの製材工場を見学させていただきました

  
樹木学.樹木名を覚えます
天然林の調査

カラマツ人工林の調査


自然林保全区の散策

雌阿寒岳登山.アカエゾマツ純林の見学

期間中は雨に降られることもあり、雌阿寒岳登山では山頂が曇り途中で引き返すことになりましたが、学生たちは1週間通して熱心に実習に臨んでいました。皆様大変お疲れ様でした。

※雌阿寒岳登山、天気が良ければ山頂付近はこのような景色が望めます。参加者の皆様、またの機会にぜひ。

ハイマツとアカエゾマツ

阿寒湖と雄阿寒岳


山頂から温泉コース登山道

2025.09.03 to

林道整備

火山灰でできた演習林内の林道は、短時間に大量に降る雨には弱く、水が流れた部分が深く掘れてしまいます。 放置するとどんどん深く掘れるため、都度、補修作業を行います。




 
フェーン現象が落ち着いたと思ったら、夕立のような短時間に大量に降る雨が続きました。 補修作業はもうしばらく続きそうです。


nanki

暑い夏、スズメバチも元気です

北国の北海道とはいえ夏は暑いです。特に足寄町はフェーン現象で気温が上がり、6~7月には30度を超え、道内一暑い日がしばしばあります。

気温が上がってくると生き物の動きも活発になります。

身近な危険生物であるスズメバチが巣を作り始める時期でもあります。二年前の暑い夏にはスズメバチの巣が多かったのですが今年はどうでしょうか。

実は早速先日の事務所敷地内の生垣を剪定作業中に、2個続けてスズメバチの巣を発見しました。刈り込んだ生垣の周りでスズメバチが飛んでいて、生垣の中に入って行って気づきました。

この生垣の・・・

こんな隙間や・・・
 
別の生垣のこんな隙間にありました(駆除済み)

 

駆除にはハチ駆除用のスーツを身に着けます。ファンが付いてて風は送られますが暑いです。。。

背中にファンが付いてます

 

今年も早速スーツが活躍しています
 

今回見つかった巣は、成虫がまだ女王バチのみだったようで、すんなりと駆除できました。

これからますます気温が上がるとスズメバチ達が元気になり、数も増えます。

スズメバチには気を付けましょう。

2025.07.07 yamauchi 

マイマイガ再来!??

マイマイガの幼虫   苗畑

   この毛虫を見て「あれ?」と思う足寄町民は多く居られるのではないでしょうか?2008年くらいから3年ほど大発生したマイマイガの幼虫です。去年あたりからたまに見かけるようになったのですが,今年は結構な頻度で見かけます。マイマイガの大発生は,一旦起こると数年続きます。しかし数年後,ウイルスや病原菌に寄生された幼虫が一気に大量死し収まります。ただしそれまでは,樹木も人もかなりの被害を受けます。いわゆる"マイマイパニック"です。近いうちにあの恐ろしい光景を再び目にすることになるかもしれません。 

ミズナラを食べる幼虫   苗畑
 
リタートラップに群がるマイマイガ   2009年6月撮影

2025/6/2 sa