融雪通信

 現在十勝地方では、だいたい標高600mあたりまで雪解けが進んでいます。


標高1000mの日勝峠ではまだ少しハイマツが出てきた程度ですが
 
標高400mの演習林自然林保全区の雪は4/18でほぼ消失しました。
 

2/4の豪雪後は滑れるほどあった構内の除雪山も

すでに残りひとかたまり。

 ふきのとうはすでに開きすぎ(食べるには)
 
 ギョウジャニンニクもそろそろギリギリ(食べるには)
 
 
秋まき小麦は元気に緑

河原のヤナギ類は芽吹き
   エゾムラサキツツジも咲き始めています。
 
年々春が早まっておりますが、今年も雪解けはやや早い印象。
フィールドシーズンが始まります。皆様ご安全に。
20250423 たしろ

雪と氷あそび

 足寄は北海道の中では冬の積雪が少ない地域です。

今期は2月に入るまでほとんど雪が降らず…。そして2月に入って早々に記録的な豪雪となりました。


1mくらい積もった
このように屋根に積もった雪は、その後溶けて凍ってつららを作るのですが、屋根の形などで色々と変化が楽しめます。
整然としたつらら
たまに落ちてくるので怖い
攻撃的なつらら
立派なつららができた後、地表に不思議なオブジェのようなものが現れました。
屋根から落ちて地面に刺さったつららの基部が、少しずつ溶けてこのような形になるようです。人や動物か何か(魔物?)のようにも見えて面白いです。

溶け進むと少し禍々しくなる
集めて並べてみた

道端に積まれた雪が解けていく時にもちょっとした造形ができることがあります。
ドラマチック?
ささやかなものですが、こんな風に写真に撮って歩いているとなかなか楽しいです。近所の人には怪しまれているかもしれません。

もう春です
2025/4/2 市橋


森林科学入門 冬の北方林コース

2月17日から21日まで九州大学基幹教育科目「森林科学入門 冬の北方林コース」が実施されました。

冬山での行動の基礎,冬の北海道の森林・林業と人の暮らしについて学ぶ実習です。様々な学部に所属する学生が参加します。 
初日は初めて顔を合わせる学生たちのアイスブレーキングも兼ねてイグルーづくりを行います。



2日目,広葉樹林のバイオマスを推定するために樹木の大きさを測定します。


カラマツ人工林でも測定します。


3日目,地図とコンパスを頼りに目的地まで歩きます。各班で相談しながらの行動です。


薪を割って,暖房,炊事,風呂の燃料にします(実際に利用するのは前年の学生が割って乾燥させていたものになります)。


食事と暖をとります。薪で沸かした風呂では足湯をしました。



4日目,雌阿寒岳の麓,オンネトー周辺の森林を観察しながらスノーハイクで移動です。積雪量も多く,当日も終日雪が降っていました。




道中,雪崩についての講義を受け,実際に巻き込まれる体験をしています。


自分の手足だけで雪の斜面を登ってみます。


5日目,野外活動と講義によって学んだ内容を各班が発表しました。

皆様,お疲れ様でした。

2025.2.26 te



大雪と除雪


 2月4日、北海道の道東では記録的な大雪に見舞われました。演習林のある十勝の足寄町の事務所でも80㎝ほどの積雪があり、朝から構内の除雪作業に追われました。

 

朝の除雪の後も降り続き、

 

昼過ぎにようやくやみました


構内に大きな雪山ができました

翌日、林道の除雪作業を行いました。北海道演習林では冬も車が走行できるよう主要な林道の除雪作業を行います。

雪に埋まるゲート

 
拓北展示室

18林班を望む

1月までの少雪とは打って変わり、一面の雪景色が広がりました。

除雪作業

林道の除雪は一日では終わりませんでした。しばらくは続けることになりそうです。

2025/2/6 TO

大山神


12月12日は大山神。
前日には一升の米作った2段の餅(一升餅)を準備します。
以前は町内の製菓店さんにお願いしていましたが、今は職員が作っています。
 
一升餅