九州大学・財務部決算課長ご一行来演

平成30年1月30日(火)~31日(水)に本学・若杉決算課長ご一行が北海道演習林視察のため来演されました。両日ともに今年一番の寒さとなり最低気温はー23℃を記録しました。






                                               2018.1.31 Miyashita


スノーシューを履いて林内視察

拓北展示室内にて概要説明

演習林内風景①

演習林内風景②

研究棟庁舎前にて記念撮影

戌年ですが鳥ネタを

 普段はシンと静まりかえった冬の林内ですが、鳥の混群に遭遇すると一気に賑やかになります。
 混群とは、違った種類の鳥が入り混じった群れのことで、冬によく見られます。種ごとに移動するタイミングやエサを探すポイントが微妙に違うため、危険を察知しやすく、効率的にエサを探すことができるようです。

シマエナガ
群れの切込隊長。せわしなく動き回り、人間の近くまでうっかり近づいてくることもしばしば。
白くて丸い団子のような姿が愛らしく、専門のフォトブックが出るほどの人気者です。
コガラorハシブトガラ
日本各地で見られるコガラに加えて、北海道には非常によく似たハシブトガラが生息しています。いろんな種の鳥が飛び交う混群の中では、さらに識別は難しいです。
ヒガラ
コガラたちに似ていますが、首周りの蝶ネクタイのような横長の黒帯が特徴です。
細い枝先にしっかりつかまってエサを探します。

キクイタダキ
日本最小クラスの鳥。体が小さいうえ、普段は針葉樹の枝先をせわしなく飛び回ってエサを探しているので、じっくりと観察するのは難しいです。
コアカゲラ
北海道のみに生息する小型のキツツキ。北海道レッドリスト(旧版)では希少種。
他のメンバーが移動した後も、枝先まで丁寧につつきながらエサを探すのんびり屋。

この他にも、シジュウカラやゴジュウカラ、コゲラ、キバシリなどが演習林の混群メンバーとしてよく観察されます。

オジロワシ
混群とは関係ありませんが、国の天然記念物の雄大な姿を。
普段は海岸や大きな河川沿いの林で暮らしていますが、冬になるとシカ肉を求めて足寄町の森にもやってきます。


2018.01.22 Murata

新年明けました

 年が明けてからすでに2週間が過ぎましたが、新年のご挨拶です。
ここ数日の足寄は雪の影響は無いものの気温が下がり、-19度を下回っています。朝から外の空気を吸い込むと鼻の奥がツンと痛みます。 エゾムラサキツツジも葉を丸め、縮こまっている様が寒そうです。
エゾムラサキツツジ

 雪は少ないくらいで、南斜面ではかなり地面が出ています。北斜面も少なめで、先日調査をしたシラカンバ学術参考保護林は”すね”ほどの雪でしたが、慣れた職員は軽快に飛び跳ねて、予定より早く調査を終わらせることができました。

シラカンバ学術参考保護林の看板。奥にプロットを設置している。
  林床に生えるミヤコザサは頭が見えており、寒い思いをしているようです。先枯れが心配です。
人間もインフルエンザが流行ったりと、大変な時期です。体調を崩さないよう、お気を付け下さい。
2018.01.15 yamauchi