車庫大掃除

早いもので令和3年も残すところ数日となりました。

明日12月28日(火曜)で仕事納めですが、本日午後から車庫の大掃除を行いました。

 

大掃除中

ブロワー使用のため砂埃が舞い散りました

足寄の夕暮れは早いです(15時34分撮影)


今年1年お世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。 

皆さま良い年をお迎え下さい。

2021.12.27 kabe

研究・産学連携推進部長他5名のご来演

         令和3年12月10日(金)

           この日足寄は晴天、最低気温はマイナス8℃となりました。

           それでも昨年より暖かい北海道演習林、

           研究・産学連携推進部の伊東部長、飯塚課長、安達課長補佐、前田係員

           農学部の水野課長、中村係長、が来演され

           一足も二足も早い、福岡で言う極寒の冬を満喫(?)いただきました。

           夏や秋の北海道も魅力的ですが、長い冬場こそ北海道、

           またのお越しをお待ち申し上げます。



 暖かいからまつ講義棟にて

                 いざ、演習林へ向けて出発
                寒い研究・実習の地での講義
                講義に聞き耳を立てるエゾシカ
               演習林内にある足寄町を潤す水源にて
               

大山神祭

令和3年12月8日(水)

   山林の作業に関わり、一年を災禍なく過ごせたことへの感謝と

    翌年の安全を祈願する神事を、演習林内にある社で執り行いました。

     皆驚くほどの晴天、そして例年にない暖かさ(されど4℃くらい)、

      これは神のご加護でしょうか。

       このような中で教員、技術職員、事務職員、

        森林インストラクターは、深く祈りを捧げることができました。    

      
                  静かで荘厳な神事

  



                身も心も引き締まった瞬間


初雪の林道

数日前から日本海側には雪雲が入り続け、道北などでは記録的な大雪になっております。こういうとき十勝はふつう晴れるのですが、 勢い余った雲の切れ端により初積雪、今朝は-6.5℃、冬になりました。

初雪の林道

 たしろ

第24回九州大学北海道演習林協議会

令和3年11月16日(火)、足寄町の最低気温はマイナス4.4℃となりました。

この日無事に、九州大学北海道演習林協議会は

当演習林からまつ講義棟にて開催されました。

コロナ禍のため、足寄と福岡をWebで繋ぎ、19名の委員に参加いただきました。

今後も足寄町との協力協定に基づき地域連携をまい進して参ります。




①林内見学
 
                  ②林内見学

                  ③協議会

                  ④協議会

足寄中学校の総合学習

足寄中学校の総合学習が実施されました。 昨年はコロナの影響で中止となったので2年ぶりの開催です。アカエゾマツ人工林での枝打ち作業と天然林での森林観察を行いました。


枝打ちの説明を聞いています。

ノコギリを使って枝を落とします。


天然林を歩きながら森林についての講義を聞きます。

皆さん熱心に参加してくださりました。「地域の自然を知り、体験することを通して視野を広げるとともに足寄に対する理解を深めて欲しい」,「演習林職員の仕事内容や役割、仕事に対する思いに触れることにより、自らの生き方や進路を考えるための一助となれば」との思いは伝わったのではないでしょうか。

2021/10/19  TE


オンライン樹木学

今年の夏の講義は残念ながら北海道演習林では実施できませんでした。 なんとか北海道演習林の森や樹木をお伝えできればと思い,今年は足寄で例年実施している樹木学の解説をビデオ撮影し,YouTubeで視聴できるようにしています。

よろしければ,下記のリンクからご覧下さい。

動画:九州大学北海道演習林の樹木(約2時間半)
https://youtu.be/RyOU6owETC4

動画に出てくる樹木番号と種名の対応表
http://www.forest.kyushu-u.ac.jp/pub/arf_trees/arf_treelist.pdf

動画に出てくる樹木番号ごとの葉のスキャン画像
http://www.forest.kyushu-u.ac.jp/pub/arf_trees/arf_treeleaves.pdf

来年こそは現地で学生さんをお迎えして実施できることを願っています。
2021.09.29 Utsumi

ふとんかごの設置

演習林内の河川に護岸のためのふとんかごを設置しました。
ふとんかごは、じゃかご(蛇かご)と呼ばれることもあり、古くから河川の護岸や斜面の補強に使われてきました。

手作業で組み立てたかごの中に重機で岩や砂利を入れていくのですが、金網製のかごが歪まないように慎重に入れなければなりません。

そして、隙間を埋めるように岩や砂利を手作業で詰めていきます。

この作業を繰り返し、ふとんかごを段々と積んでいくことで完成します。 ふとんかごがあることにより、大雨で河川が増水し川岸が削られるのを防止でき、さらには土砂災害の防止にも繋がります。

自然と共に生活するには、少し人の手を加えることも大切かもしれませんね。



連日、全国で大雨が続いています。
被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
また、今後も各地で雨予報が出ておりますので、油断せずどうぞ十分に気を付けてください。
2021.08.18 fujiyama

猛暑

  北海道演習林が所在する足寄町では7月18日に最高気温37.5℃を記録し,その日の日本で一番暑い町となりました。また最高気温が30℃以上の真夏日を11日連続で観測するなど猛烈な暑さを感じる日々が続いています。
 このような高温条件下で,長時間の屋外での活動や水分補給ができない状況が続けば熱中症のリスクが非常に高まります。屋外屋内に問わずその予防と対策には注意を払いたいところです。
 日中の屋外作業が普通の業務である我々演習林のスタッフにとっても,暑さへの対応は非常に重要です。作業によっては安全のため長袖長ズボンに安全防具の着用が求められますので,高温条件下での作業は身体に熱が溜まりやすく熱中症をおこす可能性が高い状況にあります。
 演習林では安全に活動を行うための指針を定め,そこに高温条件下での作業も注意事項として位置付けています。その予防として先ず個々で自身の体調に留意し,こまめな休憩や水分補給を心がけることが大切です。また気象予報等の情報を取得して想定される危険を予測し,活動にあたって事前の準備や被害を回避できる体制を確認しておくことも重要だと考えます。

猛暑の中咲くクルマユリ


 北海道なので九州よりも気温や湿度が低くこの程度の気温はまだいい方で身体も大丈夫だと思うようにしていましたが,暑いものは暑いです。思い込むだけでは対応できません。
 まだまだ暑い日々が続きます。体調には気を付けてこの猛暑を乗り切りましょう。

2021.07.27 to

草伸びる初夏

 6月の足寄町は気温の上下が激しく、気象庁の観測データでは1日は最低気温が0.8℃だったのですが、10日の最高気温は31.7℃を記録しています。朝晩の温度差だけで疲れてくるようです。作業服を薄手にするか厚手で調整するか迷う季節です。

寒い日はありつつも、全体に上昇していく気温に植物たちはしっかり成長しています。 構内のロックガーデンでは色とりどりの花が咲き始めました。


構内のロックガーデン
 

4月に植樹した木々はしっかり葉を出し始めています。しかし、その周囲の草達も伸びてきたため、草刈りを行いました。

草刈り前
 

草刈り後

1ヶ月後にはまた同じように伸びるため、 例年8月まで繰り返される作業です。草刈り機のエンジン音と草のにおいに夏を感じます。

 2021.06.25 yamauchi

環境DNA調査

 JaLTERが2019年度に科研プロジェクト「沿岸生態系における構造転換:高度観測と非線形力学系理論に基づく実証アプローチ」に参加し,水産研究機関や臨海実験所等とも連携し,魚類等を対象とした全国的に長期的な環境DNA観測網を構築することが話し合われ,本観測網への参加募集を行いました.

 北海道演習林では2020年度から観測網の一環として参画しています.

調査地の河川

 

河川水をバケツに採取

シリンジにステリベクスを装着して加圧濾過中

ステリベクス内の水分除去


植樹祭

全国的に春の訪れが早い今年ですが、北海道でも例年より2~3週間は早い印象です。河原のヤナギなどを皮切りに、木々の芽吹きがにぎやかになってきました。

通常、山では5月下旬に行う植樹祭ですが、今年は庭園管理の一貫で、養生していた苗を芽吹き前に急いで構内に植えました。無事根付いて欲しいものです。

皆さん山よりも気楽に参加できました

ハリギリの苗は枝分かれがなくトゲだらけで凶器のようです


カラマツはこの段階ではどれが長枝化するか解らない(それがどうした)
 

20210428 たしろ


子エゾリスの越冬

 事務所の横にある倉庫に子エゾリスがやってきました.大人と比べて少し丸い体型で可愛さがあります.冬を無事に乗り越えられそうでよかったですね.


2021.03.17 Utsumi

初めての除雪

 私が北海道演習林に赴任してもうすぐ1年が経ちますが,ついにこの時がきました.


人生初の除雪作業.


演習林がある足寄町は北海道の中でも比較的雪の少ない地域ですが,それでも,四国から来た私にとっては経験したことのない量の雪,雪,雪.何だかわくわくしてしまいます.


今年度は積雪が例年よりも遅く,本格的な林道の除雪は今月に入ってから開始しています.林内での作業予定を考えて,車が通れるように除雪をしていきます.

ブルドーザーで除雪作業中①

ブルドーザーで除雪作業中②

除雪後の林道に出てきたササ

除雪すると雪の下になっていたササが顔を出すので,それを目当てにエゾシカが集まってくることもあります.エゾシカたちの冬場の大事な食糧になるのです.除雪によって利益を得るのは人間だけではないのですね.
林道から離れてこちらを窺うエゾシカ

北海道演習林では,林道の除雪には2台のブルドーザーを使っていますが,上の写真はそのうちの1台です.
実はこのブルドーザー,1989年から働いています.私よりも年上の先輩でした...
先輩の中には操作レバーがたくさん

古いタイプなので,たくさんの操作レバーがあります.最近ようやく慣れてきましたが,初めて操作した時はてんやわんやでした.

しかし,これだけ長く使い続けられているのは,これまで先輩方がきちんとメンテナンスを行い,大切に乗っているからこそだと思います.

私も先輩方のように,ブルドーザー先輩を乗りこなせるように,これからも日々精進です.
2021.02.18 fujiyama

雪景色

明けましてしばらく経ちました。

今年の十勝は雪が遅く、帯広で統計史上初めて降雪が0cmのまま年越ししたとウェザーニューズ(https://weathernews.jp/s/topics/202101/010205/)で紹介されていました。足寄も雪が無い正月を過ごしましたが、 7日に降ってから降り続き、あっという間に雪景色となりました。

トドマツに綿帽子

鳥の巣跡に雪の山

本日の調査中にも雪がちらつきました。よく見ると結晶が残っています。

雪の結晶 
 

林内では動物の痕跡が分かりやすくなります。特徴的な”Y”字状に並んだ足跡を見つけました。これはエゾユキウサギの動きによるものです。前足が縦並びに着き、追い越した後ろの両足で跳躍しています。

画像下から上へ向かう足跡

エゾユキウサギ跳ねる
 

先の方で音が聞こえたので、顔を上げるとエゾユキウサギが!

デジカメでなんとか姿をとらえましたが見つけられますか?真っ白な後ろ姿はまさに”雪”ウサギです。

  2021.01.21 yamauchi