ワシップ通信
北海道演習林の職員が,日々演習林での仕事の様子や感想などを公開する場です。 演習林内を流れるワシップ川を名の由来としています。
まとまった雪
足寄町でも22日に
大雪警報
が発令され、久しぶりにまとまった雪が降りました。23日は朝から職員が構内の除雪を行いました。冬は運動不足になりがちですが、雪かきで体も温まり良い汗をかきました。
2016.12.23 kubota
雪一面の構内
イチイに降り積もった雪
除雪機を使って除雪した跡(構内樹木園)
40cmの積雪でした
農業大学校による実習が行われました
12
月
19
日に隣町の本別町にある北海道立農業大学校の学生が北海道演習林を利用されて環境保全演習を行いました.今年は枝打ち(
2 m
と
4 m
)と間伐を行いました.普段は山に入った作業はされていないとのことですが,農作業されているためか作業のコツをつかむのが上手でした.寒い中お疲れさまでした!
2016.12.20 chiwa
2 mの枝打ち
4 mの枝打ち
みなさん手際がよいです
間伐で木を伐っています
倒れる間際です
倒した後は玉切りします
とかち森の学校
11月12日に
ネイパル足寄
の
とかち森の学校
が演習林で行われ、
30人
の子供たちが参加してくれました。リピーターも多く、見覚えのある顔もちらほら。
寒さにも負けず、雪の積もった林内での活動を楽しんでくれたようです。
2016.11.14 Murata
ペレットストーブで温まった展示室内で演習林紹介
木の中の音は聴こえるかな?
みんなで協力して木の高さを計測
炭火でバウムクーヘン作り
初雪
北海道各地で雪の報せが届く中、演習林事務所構内でも11月3日に今年初の積雪が観測されました。昨年よりも3週間ほど早く、3日の午前9時時点で8cmの積雪となりました。
林内での作業が制限されるため、例年よりも早い積雪に職員一同頭を抱えています。
2016.11.07 murata
事務所構内の
様子①
事務所構内の様子②
職員の子供たちがつくった雪だるま
北海道演習林協議会
平成28年10月12日(水)~14日(金)にかけて
九州大学農学研究院竹川副研究院長、並びに農学部附属演習林大槻演習林長外執行部
ご一行が北海道演習林視察及び協議会出席のため、来演されました。
2016.10.27 miyashita
からまつ講義棟にて概要説明
足寄町長を表敬訪問
第19回九州大学北海道演習林協議会
事務所前にて記念撮影
足寄高校総合学習
足寄高校の総合学習
を行いました。
一組は演習林の概要説明と水に関する講義、パックテストを用いた水質調査をしてもらいました。
足寄町の水源地でもある演習林の河川
は、普段から皆さんが飲まれている水とあって、興味深く調査をしていました。
もう一組は
アカエゾマツ人工林の間伐作業
を体験してもらいました。一人一本、間伐する木を選んで、ノコを使って伐採しました。実際に切って見ると木は堅く、なかなか切れずに苦労していた様です。
2016.10.25 kubota
アカエゾマツ人工林の間伐作業
間伐した木の枝落とし作業
間伐作業中の林内
足寄中学校総合実習
10月18日に足寄中学校の総合実習を行いました。生徒57名が二組に分かれ、
天然林
と
人工林
について学んでもらいました。
天然林は歩道を散策しながら、ミズナラやカエデ、キハダなどの解説を受け、天然林の多様性を学習しました。
人工林は育林作業のアカエゾマツの枝打ちを体験してもらいました。高さ2mまでの枝をノコを使って1本1本丁寧に落としてもらったおかげで、林内は明るくなりました。
2016.10.20 kubota
概要説明
天然林解説
枝打ち作業
利別川河畔林の攪乱
8月に北海道十勝地方を襲った複数の台風により,事務所横の利別川河畔林が冠水しました.
増水によりドロノキやヤナギ類が倒れ,葉を落とす個体もありましたが,1ヶ月後にはドロノキは再び葉をつけています.人間に甚大な被害をもたらした河川の氾濫も,河畔の環境に適応した植物にとっては想定された攪乱なのかもしれません.
8月21日.土手から河畔林を望む.木立の中を水が轟々と流れている.
9月21日.ドロノキが新たな葉をつけ,林床には草本植物も復活した.
2016.9.29 Utsumi
H28北方圏森林管理学
8月22~27日に北方圏森林管理学を実施し、今年度は24名にご参加いただきました。
樹木学 野外で採取&説明を聞き、帰ったらテストです
晴れの日を狙って雌阿寒岳登山
森林調査
学んだ事を基に班ごとに発表
前週は台風で大変でしたが、期間中は雨に降られることも(ほとんど)なく予定していた内容を無事終えることが出来ました。
ご参加いただいた皆さん、また機会があればご利用下さい。
2016.9.13 nanki
夏の草花
今年,十勝地方の夏は雨や曇りが多くぱっとしない天気が続いています.
8
月に入り多少晴れる日もでてきましたが,あまり夏らしくありません.一方,草花は盛夏から一足早く秋の気配を漂わせています.たとえば,道端のコスモス.森の縁や法面に生えるクサレダマ,ツリガネニンジンやナガボノシロワレモコウはどちらかというと夏の終わりを感じさせます.実際,北海道ではお盆を過ぎると暑さがやわらぎ,日差しも弱くなってきます.
2016.8.17. Nakamura
エゾフウロ
ハンゴンソウ
ホザキシモツケ
クサレダマ
ナガボノシロワレモコウ
ツリガネニンジン
井上財務担当理事ご一行視察
平成28年8月3日(水)~4日(木)に
九州大学井上財務担当理事
ご一行が北海道演習林並びに足寄町役場視察のため、来演されました。
当日は、日中の気温が30度まで上がり、
十勝晴れ
で視察日和となりました。
2016.8.5 miyashita
からまつ講義棟にて概要説明
演習林内を視察
北海道足寄町役場を視察
事務所前にて記念撮影
帯広畜産大学生命科学ユニット在来生研修
7月29日に
帯広畜産大学生命科学ユニット在来生研修
を行いました.当日は雨天で見学コースを変更し,
ヤマナラシ学術参考保護林
と
落葉広葉樹林
,
カラマツ人工林
を見学してもらいました.霧で煙る林内は幻想的で,雨の動植物を観察することができました.
2016.07.29 kubota
ヤマナラシ学術参考保護林(4林班)
落葉広葉樹林(7林班)
足寄町新採用職員研修と旭川医科大学早期体験実習
7月13日に足寄町新採用職員研修と旭川医科大学早期体験実習を行いました.
2つの行事は,本学農学研究院と足寄町との協力協定に基づくもので,毎年行われています.
今年は拓北観測タワーと町水道の水源地がある上ワシップ小川を見学してもらいました. 旭川医大の学生さんには引き続き,天然林の中を歩いてもらい,樹木の解説をしました.
2016.07.19 kubota
観測タワー下の防獣柵の調査地・・・20林班
足寄町水道の水源地の見学・・・19,20林班
天然林で樹木の解説・・・18林班
アサダ(カバノキ科)の葉っぱの手触りを体験し,お気に入りに
公開講座
7月9,10日の日程で
公開講座
を開催しました.遠くは札幌市や旭川市など道内から14名が受講しました.
今年のテーマは
「十勝の森を長期で見つめる」
-百年の調査プロジェクト-
です.1日目は内海林長による演習林の概要説明と中村技術職員による同テーマの講義を行いました.2日目は環境省のプロジェクト「モニタリングサイト1000」の調査地がある拓北プロット周辺で調査概要と樹木の解説を行いました.受講された皆さんは普段から森林に興味がある方ばかりで,多くの質問と活発な意見交換が行われました.
2016.07.13 kubota
概要説明・・・からまつ講義棟
講義「十勝の森を長期で見つめる」・・・からまつ講義棟
モニタリングサイト1000の調査概要の説明・・・拓北プロット
樹木の解説・・・19林班
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