9月2日から9月6日の日程で”森林科学入門ー夏の北方林コース”を実施しました.全学部の1,2年生が対象の実習で,農学部に限らず参加できます.今年度は15名が参加しました.
帯広に集合した学生は,十勝平野を観察しながら足寄町へ移動し,足寄町動物化石博物館を見学しました.
翌日は足寄町の端にある雌阿寒岳にて,亜寒帯針広混交林から標高とともに変化する植生を見学しました.晴天に恵まれ,途中のハイマツ帯からオンネトーを眺めることができました.また,山頂からもぐるっと良い景色を見ることができました.
3日目は演習林内で調査を行いました.
天然林と人工林で河川水の違いを比較したり,,,
調査区内の樹木を計測したり,,,
タワーから自然林保全区を見学したりしました.
4日目の班別調査では「ペレットストーブに向く木材」,「カラマツ造林地のネズミ被害」,「牧草地と人工林の水質の違い」と、各班で話し合って決めたテーマについて、自分たちで考えた調査を行いました.
木材を一部採取し、木材の密度などを調べました.
人工林を通る河川水を採取しました.
カラマツのサイズとネズミの被害部位を測定しました.
最終日にはそれぞれの班が調査結果を基にデータをまとめ,発表を行いました.限られた時間の中でしたが、自分たちの仮説と結果を検討し,考察までしっかりとまとめてありました.また,他の班の発表に対して質問をし,活発に議論をしていました.
皆様,お疲れ様でした!
2019.09.11 yamauchi