今月に入り、足寄の気温はぐっと上がりました。生き物たちの動きが活発になってきています。山の植物たちも花盛りです。
今年はミツバウツギの花をよく見かけます。低木ですが多数の白い花を枝先につけ、目を引きます。近づくと甘い香りがし、昆虫もよく集まっています。
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ミツバウツギ |
つる植物ではチョウセンゴミシが葉の下にひっそりとかわいらしい花を付けています。花の中央部が実になり始めており、雌花のようです。一つの花から複数の果実ができるようで、小さな実が集まっていました。
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チョウセンゴミシ |
花弁が目立たない種類もあります。
カラコギカエデは今頃満開です。エゾイタヤやオオモミジなど演習林の他のカエデは既に果実になっていますが、時期がズレるようです。花弁よりも雄しべの方が飛び出てます。
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カラコギカエデ |
ヤマグワの花は雄花をみかけました。葉の開葉と同時期に花を付けるようで、葉の色が鮮やかです。
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ヤマグワ雄花 |
オニグルミの花は花弁が見られないものの長ーく伸びてとても目立ちます。枝先には雌花も咲いていました。
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オニグルミ雄花 |
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オニグルミ雌花 |
植物ごとに花の形が全然違い、それぞれが生き残るために進化をしてきた形なのだなと想像すると楽しくなります。
2020.06.18 yamauchi