生き物が動く春、山仕事もスタートです

足寄町では4月末に気温が25度を超える日があってから、たまに寒い日をはさみながら順調に春を迎えています。だんだん春が早くなっていると言われ始めていますが、昨年くらいから雪解けや植物の開花は10年ほど前と比べて一か月ほど早いような実感があります。

5月にみつけた木々の花をご紹介します。

 
 オオヤマザクラは散り始めで、周囲の樹木の葉が開いてきました。

 
 
沢沿いではエゾノウワミズザクラが満開に。房状の白い花がかなり目立っています。こんなところに生えてたっけ?と新たに気付かせてくれます。  

ミズナラの雄花も満開。今年のドングリは豊作でしょうか。

 
エゾイタヤの花は風に飛ばされたのか、地面に落ちていました。じっくり見られるいい機会です。


山作業も本格的に開始です。

北海道演習林の行事として植樹祭を行いました。予報では早くから雨が心配されていましたが、当日を迎えたら見事な晴天となりました。

想像以上の気温に汗を流しながらカラマツを植え付けました。

 今年度の新植地は非常に見晴らしが良く、足寄町と釧路市の境にある雌阿寒岳が望めます。

行事の最後には期限切れのクマスプレーを使用して、噴射方法の練習をしました。クマの出没情報が北海道内でも出始めているので準備は必要です。

意外と射程距離が短いという事を確認して、心の準備をしました。

そんな矢先、造林地を踏査中にトドマツの幹にヒグマの爪痕を見つけました。けっこう高くまで登っています。

 

山菜取りなど山に入る機会が多い季節です。皆さん気を付けましょう。

2024.05.17 yamauchi