先日、全国各地で気温が20℃を超え、一気に暖かくなりました。
場所によっては25℃以上を記録した所もあったようで、テレビに映る気象予報士さんの口からは、早くも「夏日」という言葉が聞こえてきました。
足寄町でも日中は0℃を上回るようになり,ようやく厳しい冬を抜けたように思えます。
雪と氷で狭くなっていた川幅も、暖かくなったことで元の幅に戻っていました。
川幅が「狭い」というか、川が「無い」…。 |
最近は氷が無くなり、地表も見えてきています。 |
この時期の川沿いには、暖かくなって顔を出した、ヤナギの花芽がよく見られます。
遠目だと枝先についた雪のようにも見えますが |
近づいてみると、ふわふわの毛がたくさん |
ヤナギ属は早春に花を咲かせます。このフワフワの先にも、やがては黄色い葯や柱頭が形成されることでしょう。
どうやら春は、もうすぐそこまで迫っているようです。
個体全体の枝を眺めてみると、まだ芽鱗に覆われているものもありました。 |
こちらは芽鱗の帽子を脱いでいる途中 |
フワフワ、見ていると癒されます。 |
北海道はヤナギ属の分布種数が多く、さらにヤナギ属は雑種を生じやすいと言われているので、悲しいことに、冬芽や花芽だけでは自信をもって画像の個体の同定ができていません…。
とてもとても悔しいので、花が咲き、葉も出始めたころ、もう一度同定に挑戦してみようと思います。
2022.03.23 fujiyama