この冬に見かけた動物

新年度に入りました。3月から引き続き日中は暖かく雪解けが急激に進んでいます。春の訪れを感じますが,周りを見渡すとフクジュソウの花が咲いている程度で本格的な芽吹きはまだまだこれからのようです。

まだ本格的に春が訪れていない今,この冬に見かけた動物たちを少し紹介したいと思います。 

オオハクチョウ

10月,北からオオハクチョウが渡来しました。演習林には降り立ちませんが,十勝川で越冬します。

左アカゲラ,右コゲラ

 冬の山ではシンとした中,木をつつく音が響きます。

左キバシリ,右ゴジュウカラ

 木の幹を動きまわり隙間の虫などを食べます。

エゾリス

 登っている木はイチイです。北海道ではオンコとも呼ばれています。

エゾシカ
5頭のオスジカが伐採跡の雪原を移動していました。
 

シマエナガ

雪の中,群れで飛び交っていました。

オオワシ

 親子でしょうか。まるで手(羽)を取り飛び方を教えているように見えました。

マガン
先月のワシップ通信でも紹介されましたが,越冬を終え北に旅立っていきました。こちらも演習林には渡来しませんが,編隊飛行する姿を毎年見せてくれます。

 北に去る鳥たちを見送ると,あとは春を待つばかりです。

 

 演習林では林内の動植物を記録し生物データベースを整備しています。演習林ホームページで公開していますのでぜひご覧ください。

2023.04.03 ogata