12月12日は大山神。
九州大学大学院農学研究院と足寄町との協力協定に基づく講演会
去る11月1日にあしょろ銀河ホール21(道の駅あしょろ内)において第9回九州大学大学院農学研究院と足寄町との協力協定に基づく講演会を行いました。
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会場を埋める参加者の方々 |
まず、農学研究院環境農学部門森林環境科学講座森林政策学研究室 佐藤宣子教授には「森林環境税の仕組みと活かし方 ー十勝の森林を豊かにするためにー」という題目で、森林環境税についてわかりやすく解説していただきました。
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森林政策学研究室 佐藤宣子教授 |
森林環境譲与税という新しい財源について、足寄町と十勝管内の各市町村の違いや、今後どのように活用していくかなど興味深い内容ばかりでした。森林所有者の方や林業に関わる役場職員の方から質問をいただき、関心の高さが伺えました。
次に、農学研究院生命機能科学部門システム生物工学講座発酵化学研究室 竹川薫教授は「私たちの健康と微生物」という題目で、「糖」をキーワードにいくつかの糖類の特徴と人間の体内での反応について教えていただきました。
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発酵化学研究室 |
日常的に摂取している「糖」が体内のどのようなところでどういう役割を持っているのか、目から鱗が落ちることばかりで、会場から感嘆の声が漏れていました。
多数の参加者の方々にご聴講いただき、ありがとうございました。また、ご講演いただいた先生方、ご準備いただいた足寄町役場の皆様および九州大学の皆様のおかげで無事に講演会を終えることができました。この場を借りて感謝を申し上げます。
2024/11/18 yamauchi
北海道地方演習林業務担当者会議
今年で第50回を迎える「北海道地方演習林業務担当者会議」が,ここ九州大学北海道演習林で開催されました。
1975年から始まったこの会議は,道内の演習林に関わる技術職員が集まり,実務のことまた事務的なことなどそれぞれが抱える問題点などを話し合い,日々の仕事につなげるための会議です。今回は道内各地8箇所の施設から13名の技術職員と事務職員の方がここ足寄に集い,多く意見を交わしました。
場所が違うと抱える問題が異なったり,また同じような問題を抱えていたりと,話せば話すほど議論は深まるばかりでした。1泊いう短い時間でしたが,沢山の情報を得ることの出来た貴重な時間となりました。
遠くからおいで戴きました皆様大変お疲れ様でした。また来年(!??)お会いしましょうっ!
翌日雨予報のため来るなりいきなり山案内 第20林班 |
会議前 からまつ講義棟 |
雨の中の林内見学 第11林班 |
いろいろ大豊作
北方圏森林管理学
8月の終わりころ、学部3年生対象の北方圏森林管理学が行われました。月曜から土曜までの長い実習で、今年は総勢19名が参加しました。
初日は帯広駅に集合。マイクロバスで演習林に向かう道中、帯広市内の製材工場を見学し、また足寄町役場で町のバイオマス利用の取り組みについてお話を伺いました。山で木を育てた後の、利用の局面について学びます。
木質ペレットボイラーの前で |
幹の周囲長測定 |
レーザー測定器で樹高測定 |
土壌の見方や調査方法の解説 |
帰ってデータをまとめます |
登山口のアカエゾマツ林 |
5、6合目付近から。ハイマツとアカエゾマツ林の境目がはっきり見えます |
全員登頂に成功。山頂はやや雲がかかっていました |
おまけで、トートバッグと平らなスニーカーで余裕で歩いてたH君 良い子はまねしないでね |
昨日の登山のダメージが残る人たち |
最後はタワーの上から森全体を眺めます この人数だとやっぱり多い |
足寄町新規採用職員研修
足寄町新規採用職員研修が北海道演習林で行われました。
町内の施設や資源をめぐり,足寄をもっと深く知るための研修です。
今年度は旭川医科大学早期体験実習と合わせて実施されました。
林冠観測タワー上での見学 |
オオバボダイジュの種子を飛ばして観察 |
ホオノキの樹皮に残ったクマの爪痕を観察 |
樹木だけでなく,クマやシカなどの野生動物の生態や森林への影響についての説明を行いました。
ミズナラの大木の前で記念撮影 |
役場に戻って研修のまとめ |
森林に直接関わる仕事を担当されるかたははほとんどおられませんでしたが,足寄町が広大な森林を有することを意識して考えるなど非常に熱心に学んでおられました。
2024/7/30 TE
防獣柵の維持管理
先月には雪解けが終わり林道のしばれも抜け、冬の間に閉ざされていた演習林の奥にも問題なく入ることができるようになりました。
これからあまり間を置かずに防獣柵の見回りとメンテナンスに行ってきました。
前年度に設置した防獣ネット |
北海道演習林ではミズナラ造林地や一部の試験地にシカやウサギなど野生動物による摂食被害から植栽木を保護することを目的として、防獣ネットや電気柵を設置しています。
防獣柵の損傷が1箇所でもあると、そこからシカ等の侵入を許し被害を受ける可能性があります。
樹皮剥ぎ被害を受けた柵内のミズナラ |
冬の間は風雪の影響で柵が損傷する可能性が高く現地に赴くことも難しいため、春の見回りは非常に重要な作業です。
今回の見回りでは幸い致命的な損傷は見られませんでした。
過去には防獣柵の支柱が折れたりネットが破られるなどの損傷が確認されています。
折れた支柱 |
併せて電気柵下の刈払いを行いました。
下記写真の電気柵右側が柵内です。ミズナラは旺盛で柵の効果がはっきりわかります。
電気柵の内外 |
適切に管理すれば防獣対策として非常に有効ですが、今後防獣柵の増設を続ければコストや労力が増し管理も難しくなるので悩ましいところです。
そこは兼ね合いですが、現状では可能な限り既設の防獣柵の維持管理に努めていきたいと思います。
2024.06.20 ogata
生き物が動く春、山仕事もスタートです
足寄町では4月末に気温が25度を超える日があってから、たまに寒い日をはさみながら順調に春を迎えています。だんだん春が早くなっていると言われ始めていますが、昨年くらいから雪解けや植物の開花は10年ほど前と比べて一か月ほど早いような実感があります。
5月にみつけた木々の花をご紹介します。
ミズナラの雄花も満開。今年のドングリは豊作でしょうか。
山作業も本格的に開始です。
北海道演習林の行事として植樹祭を行いました。予報では早くから雨が心配されていましたが、当日を迎えたら見事な晴天となりました。
想像以上の気温に汗を流しながらカラマツを植え付けました。
行事の最後には期限切れのクマスプレーを使用して、噴射方法の練習をしました。クマの出没情報が北海道内でも出始めているので準備は必要です。意外と射程距離が短いという事を確認して、心の準備をしました。
そんな矢先、造林地を踏査中にトドマツの幹にヒグマの爪痕を見つけました。けっこう高くまで登っています。
山菜取りなど山に入る機会が多い季節です。皆さん気を付けましょう。
2024.05.17 yamauchi